台鉄深澳線 一部復活運転開始
開業初日の深澳線列車(海科館-瑞芳)
新北市と基隆市を結んだ台鉄深澳線は、今日(9日)より旅客線として瑞芳-海科館(新設駅)間およそ4.2キロが復活された。瑞芳駅にて復活開通イベントの開催と伴い、記念切符も発売された。現在のダイヤは仮運営が開始された国立海洋科技博物館(海科館)の開館時間に合わせ、運転間隔が一時間約一本で、一日中10往復、片道の所要時間は約10〜15分である。使用車両は気動車DRC1000型で2両編成、現在ハイテクと海のイメージに繋がったラッピング車両がある。
開通イベントでの台鉄のプレゼンテーションによると、新型電車EMU800の投入と台東線の電化完成とともに実施する6月のダイヤ改正で、深澳線と平渓線が直通運転を行い、毎日10往復で気動車3両編成で運転するということである。
当イベントで発売された記念切符は、瑞芳站の入場券二枚と瑞芳-海科館の硬券往復切符を組み合わせたものである。入場券は表が深澳線の写真で、裏が深澳線の紹介文字と海科館の写真がある。数量限定3000セットで、すでに完売されたようだ。
深澳火力発電所の石炭輸送線であった深澳線は、日本時代の軽便鉄道金瓜石線の一部を改築、瑞芳駅への線路を新築したことで誕生した。1965年に深澳まで開業し、1967年に水湳洞(後の濂洞駅)までに延長され、旅客扱いも開始した。しかし、道路の整備で1989年に旅客扱いが中止し、2007年に深澳火力発電所の稼働中止と伴い全線廃止。
国立海洋科学博物館への交通機関として復活した深澳線は、木の次に木に包まれた線路で、将来八斗子まで復活すると太平洋も見える。また、直通運転で九份や平渓など有名な観光地と一体化になって、観光線路として今より魅力的だと考えられる。
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