台鉄新型電車EMU800 本日運転開始

EMU801+802首班車
北台湾におけるEMU800(右)で運転された一番目の区間車
(1138号、基隆駅、14/01/02)
台湾鉄路管理局(台鉄)の新型通勤電車EMU800は、本日(1月2日)より定期列車として運用され、運転が本格的になった。現在基隆=新竹、嘉義=屏東間一編成ずつ運転している。

今回運用開始とされた両編成は、日本車輌により製作された量産先行車で、2013年8月27日に基隆港で陸揚げされ、七堵まで甲種輸送されたものである。残りの35編成は日本車輌の技術提携を受け、現地の台湾車輌により製作されている。一部の列車は現在試運転が行っている。
ED802下船
陸揚げされていたED802
(13/08/27、基隆港)

 ED801銘牌
この車両は、車両の不足と老朽化を解決することを目指し、区間車(普通列車)及び区間快車(快速列車)として都市間の運輸能力を向上しようとする。最高運営速度は(特急)自強号並み、130キロである。



先頭車が流線形になること、自転車置き場の設置(折りたたみ型の椅子を収めると、自転車8台が運送可能)、優先席が全席の四分の一に占めること、乗務員ドアの採用などは、この車輌の特色である。座席の配置の変更と背もたれの延長で、乗り心地がより快適だと思われる。また、LCDディスプレイとLED電光掲示板で、より詳しい情報が提供できる。

EMU800內裝-無障礙車廂 
バリアフリー車両
EMU800-一般車廂內 
その他の車両


車内放送:台鉄車両上初めての乗り換え情報
先頭車の黄色い線で「微笑号(スマイル号)」という愛称が台鉄につけられた一方、車輌の前灯が映画「風の谷のナウシカ」で登場した王蟲に似てるので、「王蟲号」という非公式的な愛称もある。

現在は現有の運用から旧型電車を取り替えることで、新型電車に対するダイヤ改正が未だに決定されていない。また、この運用が変更される可能性もある。

現在の運用情報(ソース

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